Housing renovation
リビング・ダイニング・和洋室
リビング・ダイニングのリフォーム
リビング・ダイニングは家族が一緒に過ごす場所ですので、コミュニケーションを大切にするためにも家族でよく話し合って、間取りを決めることが大切です。 建物全体の広さにあわせて、最低限必要な各人の部屋やキッチン、バスルーム、トイレなどを区切っていくと、最終的にリビングが狭くなってしまいます。しかし各人の部屋は寝るだけの部屋になっている場合が多く、それほど広いスペースは必要しない場合が多いものです。各部屋にスペースを取るよりも、リビング・ダイニングを広くする事で集まりやすい環境を作り、家族のコミュニケーションを大切にするのも良いものです。 また来客の際にも、リビング・ダイニングが広ければ、より凝ったかたちでおもてなしする事もできるでしょう。 もしもあまり使っていない部屋があるなら、他の間取りと考え合わせてリビング・ダイニングにまとめてリフォームしてしまうのも一つの考え方です。
フローリングのリフォーム
ライフスタイルの欧米化が進んでいる事もあって、思い切って和室を洋室にリフォームする方が増えています。床をフローリングにリフォームするだけでも、使い勝手は大きく改善されます。 フローリング床材も現在では大きく進化し、より多機能なものとなっています。 例えば強力な表面塗装のお陰でほとんど磨耗がなくワックスも不要のものや、傷や衝撃に強いため家具の移動の傷や重い物を落とした時のヘコミができにくいもの、またタバコの焦げがつきにくいもの等があります。 経年劣化で見栄えの悪くなったフローリングも、新しい床材にリフォームする事で、より長く使えるものにするのも一つの手です。 床のリフォームの際には同時に「床暖房」を導入するのもお勧めです。「床暖房」は伝導熱と輻射熱で暖める効率的な暖房で、火を使わないので空気を汚さず、足元からふんわりと身体を温めてくれる優しい暖房です。 また遠赤外線で皮膚の温点を刺激しますので、一般的に腰痛や冷え症にも良いといわれていますし、空気を対流させる暖房と違い、チリやホコリが空気中に舞い上がりにくくなっています。
和室のリフォーム
現在では和室の存在しない住宅も見受けられますが、最近では和室のよさが見直され、リフォームの際に和室を設けるケースもあります。年配の方だけでなく、若い方や外国人の方にも、伝統的な和室の持つ温かい落ち着いた魅力に惹かれるものがあるようです。 和室の特徴といえば「畳(タタミ)」ですが、素材としても、吸湿性、吸音性、断熱性にも優れた特性を持っています。また畳の匂いには鎮静効果も含まれており、畳は独特の安らぎをもたらせてくれます。 また畳は保温性に優れていますが、直接座るためどうしても底冷え感があります。畳にも「床暖房」は使用可能ですので、年配の方にはお奨めしやすく、同時にダニ対策にもなる、相性の良い組み合わせのリフォームともいえます。